先日話題になったベネズエラのチャべス大統領の演説の文章を読みました。(
英語全文と
日本語翻訳)
というのも、日本での報道には相当のフィルターがかかってるらしく、世界でもチャべスがただのアホな人だと思ってるのは日本とアメリカの一般人だけだ、というような記事をどっかで読んだからです。
個人的な演説の印象としては、
やや強い調子(日本人からの視点で、ラテン・アメリカの人の視点からすればそうではないんでしょう)ではあるものの、言ってること自体に違和感を感じることもなければ、逆に的確にも思えてくるといった感じでしょうか。(ちなみに、口調の激しさについてはチョムスキーも言及)
(自分のブログを持ってるイランの大統領といい、このチェべスといい、非常に知識量が多いように思える。)
で、今はこの演説の中で紹介されている、そのチョムスキーの本を買って読んでるところです。(ちょっと内容は難しいですが、なんかと読みきりたいものです。)
演説後、アメリカのAmazonのチャートではしばらくベスト3を維持(今は11位)していた(まあ、これも当事者のアメリカだからインパクトも大きかったんでしょうが)一方で、日本ではベスト100にも入らない。色んなブログでも書かれているんですけど、恐るべきフィルター効果(報道規制)と人々の無関心ですよね。
自分も関係ないからいいやって無視してもいいんですが、これから50年以上生きていく中で、とりまく環境がこのままなわけあるかよ、とも思えるわけで、ひとまず情報と知識は能動的に獲得していくことにデメリットはないだろうと、そういうことです。
昨日のトム・ヨークのインタビューには、チェべスの演説ととても親和性があった。