ダ・ヴィンチコードの盗作疑惑による裁判で、裁判官のスミスさんの判決文が話題となっているようです。(
それを報じるBBCの記事)
その判決では作者のダン・ブラウンさん側の勝利ということになったんですが、その判決文の中に
"Smithy code"なる暗号文が散らばめられている、というなんともユニークな話。
ちなみに
判決文全文(PDF)もあります。
で、そのBBCの記事の中に読者による意見や解読が少し投稿されてるんですが、「普段なら絶対に読むことのない判決文を読む機会をくれた」とか「ユニークな裁判官がいてくれて嬉しい」といった肯定的な意見から「公的な文書に馬鹿げたコードを入れるなんて、時間の浪費」っていうような否定的な意見までありました。全体的には
肯定的な意見が多いようです。
裁判に興味を持ち、なおかつ判決文を読んだり意見をする人は、スミスさん同様の「ダ・ヴィンチコード」のファンが多いでしょうから、肯定的な意見が多くなるのも頷けますね。
中には解読に挑戦している人もいて、ざっと見る限り、どうやらその中身としては「お前の負けだ」とか、裁判官の堅苦しいイメージについての苦言みたいなものが含まれているようですね。
まあ、それが本当かは分かりませんが、判決文の中に解読文を入れてしまうような人ですから、裁判官ていう仕事が窮屈に感じているのは確かかもしれません。続報に期待ですね。
CNNの日本語版に内容の1部が書いてありました。全然違ったようです。
『暗号の主は、ピーター・スミス裁判官。71ページの判決文の所々に太字で斜体のアルファベットをちりばめた。誤植にも見えるが、イタリアの数学者フィボナッチの数式を手がかりに暗号を解読すると、公判が始まった今年2月からちょうど100年前に建造された英戦艦ドレッドノートと、それを率いたジャッキー・フィッシャー提督の名前が浮かび上がる。提督は、スミス裁判官が敬愛する人物という。 』