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2011/1/7
2011年
ここでブログ回帰ってのもいいんじゃないか??なんてね
リンク
溜め込まれた村上龍のメルマガ(JMM)を読んでたわけです。
中東の話だけには全くついていけませんね。一応、大学ではイスラームやらオスマントルコの話は少しかじれたので、理解するための土壌はあるはずなんですが・・・。

そういえば、ちょっと前に読んだ本が「フランスの外交力」山田文比古(著)と「靖国問題」高橋哲哉(著)。(靖国の方は途中で断念したけど、内容が繰り返しで面白くないんだからしょうがない。)

最終的には(在学中に)東アジアの関係についてちょっと理解出来ればいいかな、と思って卒論やフットサルの傍ら、色々見ているんです。なんでフランスかって言えば、比較的知ることの多いドイツの隣国として、まあ結局は東アジアの問題も"隣国"っていうのがテーマですから、リンク出来る点も多いだろうということです。
一つ一つの知識は乏しくても、リンクさせて考えることで理解も早まる・高まるはず。

で、ちょっと前のJMMにて気になった話が、

「中国政府はA級戦犯の合祀についてだけ言っている。B・C級戦犯については言及していない。つまりは中国政府にとっては歴史問題ではなく外交の1カードとして見てるのだ」

という論調の話。

そうそう、話は変わってチェルシーの監督モウリ-ニョの話です。
彼はビッグマウスだったり、公式のインタビューで思い切り誰かを批判したり、そういうことを常にやっている人なんですけど、批評家の間には、モウリーニョが「わざとそう演じている」っていう説があるんです。自分もそう思ってるんですが。

つまりは、メディア自身、そしてそのメディアを通じて情報を得る一般の人々は"モウリーニョ監督のヒステリックな言動"に注目する、そして踊らされます。もちろん、そういう状況下でモウリーニョは多大な批判を一手に受ける。

そして、これこそがモウリーニョの狙いというわけです。注目を自分に集めておいて「実際に試合をする」選手達への注目・批判をやわらげて、のびのびとプレーさせる・・・

で、話はリンクしたわけです。そう、中国政府は「歴史問題」という、否が応でも注目を集める話を持ち出して、人々の注目を1箇所に向けさせる。
この効果は絶大で、日本のメディアでさえ、「中国人は歴史問題ばかり文句を言っている」という調子でそこだけに目を向けてしまっている。

日本に対して有利なポジションを取るための、外交カードは1つでも多く持っている方がいい。

結局のところ、みんな「したたか」なんですよ。
by to-_go | 2005-11-29 18:39 | ALL-ROUND
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