2011/1/7
2011年
ここでブログ回帰ってのもいいんじゃないか??なんてね
みなさん、さようなら
b0053195_2336286.jpg2003年度のアカデミー賞外国語映画賞を「たそがれ清兵衛」を押さえて受賞した「みなさん、さようなら」を今日見ました。
原題は「LES INVASIONS BARBARES」(蛮族の侵入)。フランス、カナダの合作です。

作品のメインテーマは「理想の死」。ある大学教授が末期ガンで入院しているところから話は始まります。そして、息子は父の周囲の環境のために惜しげもなくを使い、痛みを軽くするためにドラッグに手を出し・・・あらゆる手を使って父の理想の死をコーディネートしていくのです。
最終的にこの教授は多くの友達、妻と息子に囲まれ、幸せな中で死んでいきます。親子の愛情、死に直面することで変化していく登場人物達の心情、そして死を見守る友情がこの作品の中で描かれています。

「死」という重すぎるテーマを軽減させているのが、おかしなキャスト達。実はこのキャスト達は、この映画を撮ったアルカン監督の18年前の作品「アメリカ帝国の滅亡」と同じ面々。同じ俳優達が同じ役柄を演じているのです。彼らが演じるのは、自分のことしか考えない知識人達です。彼らのアカデミックで小難しい話やユーモアはストーリーの中で重要な役割を果たしています。
この部分があるから、ストーリーに柔らかさが生まれているのです。
・・・ただ、このアカデミックな部分が、知識不足の自分には難しく、最終的にあまり感動できなかったことにつながっているのかもしれません。作品の雰囲気はかなり味わえましたが・・・。

この作品は、かなり社会的な部分が見え隠れしていて、非常に難しかったです。この作品を見ることによって、多くの映画祭で高く評価されたような感動を得るには、この映画の高級な部分をいかに楽しめるかにかかってるでしょう。
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# by to-_go | 2004-11-11 00:27 | MOVIE
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