人気ブログランキング | 話題のタグを見る
   
2011/1/7
2011年
ここでブログ回帰ってのもいいんじゃないか??なんてね
硫黄島からの手紙
先日見てきました。
(「父親たちの星条旗」と合わせてペアの作品なんですが、今のところ片方しか見てません。)

巷の映画の評価では、断然『硫黄島からの手紙』が上といった感じで、実際に見たこの映画のレベルは高かった。

そもそも、なんといっても製作陣がすごい。
監督、製作:クリント・イーストウッド
製作:スティーヴン・スピルバーグ(プライベートライアン)
製作総指揮:ポール・ハギス(クラッシュ)
とかいう最強布陣で、2つともコケるわけがない・・・。

この2作品に関しては確か、イーストウッドの去年?のインタビューで語ってましたね。
「映画の中で最も重要な要素は様々なconflict(葛藤)の存在である・・・」という彼の映画作りのテーマを、現時点での総決算として硫黄島というトピックで表現する、みたいなことを言ってた気がするんですよね。

まさにその通りで、ミスティックリバーとかクラッシュみたいな作品における、人間模様の中での葛藤がかなり描写されてました。(登場人物それぞれ、硫黄島送還前のストーリーを随時入れてく感じとか。)(それを実際に演じてる方が、しっかりと高い質で見せているってこともスゴイことで、驚きです。)

ただ、やはり戦争モノということでその要素は戦闘シーンによって少し印象が薄められてしまうところもあるんですが、そこでスピルバーグが登場というわけで、プライベートライアンの冒頭シーンのような緊迫したシーンが連続する。単純に戦争モノとしてもレベルが高いんですよね。
まさに上の製作陣3人の持ち味が相互補完することで、トータルでスゴい作品になっていた、という感じです。
このバランスなら、アカデミー賞で何らかの賞は取るでしょうね。おそらくアン・リーの活躍と前哨戦2連勝も加わって、アジア・フィルターは取っ払われているはずです。二宮くんノミネートされますかね。

年末年始の企画で、イーストウッドとオシムの対談番組やってくれないかな。日本に関係を持っている海外のじいさん達の中では飛び抜けた2人が語る日本・・・見てみたい。
by to-_go | 2006-12-13 14:43 | MOVIE
<< バッサリ いわゆるSFの世界 >>
Top