2011/1/7
2011年
ここでブログ回帰ってのもいいんじゃないか??なんてね
W杯日記(決勝トーナメント編)
(38)ドイツ-ポルトガル

ドイツが有終の美。カーンの存在感はやはり別格だった。もちろん、今季終盤の出来を考えればレーマンのレギュラー起用は当然で、最後に3決に出たという状況があのパフォーマンスを引き出したと思います。

今大会を振り返ると、やはり主役は決勝の2チームと並んで、このドイツチームだったなと思いますね。1戦1戦こなすごとに強くなっていく様はまさに漫画の世界でした。チームの年齢構成を考えれば、これからもっと強くなっていきそうで、同じようなスペイン、スイスとともに今後ヨーロッパを盛り上げてくれそうです。

(37)ポルトガル-フランス

期待していただけに、なんか残念な内容でしたね。両チームとも疲れがあるのか序盤から単純なミスも多くて、これまでの戦いぶりが嘘のような低調な内容でした。まあそんな中でも、もともと個人個人の守備力が高いフランスの方が大崩れしなかったため、その差が結果に表れた。リベリやクリスチアーノ・ロナウドといった若手は動けてたんですが、ベテラン勢は軒並みお疲れの様子。

そういえば、クリスチアーノ・ロナウドへのブーイングは凄まじかったですね。スタンドの大部分を占めていたであろうイングランド人の嫌がらせです。そしてスポーツナビの記事によればドイツの人達も、報道を見て反クリスチアーノ・ロナウド、反ポルトガルで結束していたようで、なんか嫌な感じです。

結局色々な所で予想されていた通り、決勝もユーロ2000の再現です。おそらく延長にトレゼゲのゴールでしょうね。(トレゼゲが出る可能性は限りなく低いけど、いやサハ出れないならもしかして)まあ、あのユーロとの違いはゴールデンゴールかシルバーゴールかの違いで、その違いが新しいドラマをもたらしてくれそうな予感です。
イタリアの方は、ユヴェントスのC1落ち、ラツィオ、フィオレンティーナ、そしてミランのB落ちが濃厚になったことで、優勝しても心から喜べるのか、いやもちろん瞬間的には喜べるんでしょうが、そこからの落差を考えると・・・。うーん、やっぱりW杯優勝は凄いことだから、膿を全部出して、再出発・再構築していくためのモチベーションまでも持てちゃうのかな。どうなんでしょう。

(36)イタリア-ドイツ

いやぁー良かった。これで決勝はリラックスして純粋に試合を楽しめることが保障された。良かった良かった。
それにしても、またもやグロッソが仕事しましたね。前戦はザンブロッタが目立ったし、この両サイドバックは最高です。そしてこの試合のMVPは何と言っても監督のリッピ。ピルロを最大限に生かすスタメン、そしてジラ、イアキンタ、で最後にデルピエロ、トッティも下げなかったしアグレッシブでこれ以上ない完璧な采配。あれで負けるわけ無い。

ドイツはあの戦力でベスト4なら、十二分に開催国の仕事はした。もういいよ。
そういえば、クリンスマンが些細な接触でも大きなジェスチャーで観客を煽り、審判にプレッシャーをかけているシーンを何度も見ましたが、WBCのアメリカの監督を思い出しました。悪役は必ず負けるもの。

イタリアにとっては、負けた瞬間にセリエAの現実に対峙することになるわけで、やはり他のチームに比べてチームに妙な一体感がある。

(35)フランス-ブラジル

アドリアーノを下げてジュニーニョを入れてきたのは良かったんですが、結果としては最初から勝ち目は無かった感じ。ブラジルはイングランド以上にバラバラだった。ただ、組織として機能していないにも、あそこまでの最悪っぷりになるのはどこに原因があるんでしょうか。もちろんロナウジーニョとか主力が軒並み絶不調だったこともあるんですが、両サイドとジウベウト・シウヴァの運動量のなさも目立っていた。ベテランぞろいのフランスが相手なんですが、逆に年齢が気になったのはブラジルの両サイドバックだった。

まあ、ブラジル側の要因を考えるより、フランスが素晴らしい状態になりつつあることですかね。前戦でブレークの予兆を見せたリベリの存在、これに限ります。フランスがずっと低迷してたのはたった一つのピースが足りなかっただけだったとはね。高いレベルで動き回って、走り抜ける、パス・レシーブをする、っていう風にジダンとアンリの関係の潤滑油になる存在こそが必要でした。確かにあの時は動けるヴィルトールがいた。

そして前が機能してくると、もともと完璧に近かった守りが改めて強みになってくる。ということで、まさかの、あの強かったフランスが完全復活。一気に優勝すら狙えそうになってきた。

そういえば、このベスト4、開催国・イタリア・フランス・ポルトガルってユーロ2000を思い起こさせますね。ということは決勝はイタリア-フランスか。正直、この4チームは今大会だけ見ればベストの4つだと思います。しっかりしたチームが残った。個人的にはドイツ以外が勝てばいいな。

(34)ポルトガル-イングランド

いやあ、良かった。勝つべきチームがちゃんと勝つと嬉しいです。チアゴは何もやらなかったけど、クリスチアーノ・ロナウドとかミゲル、フィーゴが引っ張ってた。このチームには一体感がありますね。次のフランス戦にはデコもコスチーニャも帰ってくるし、最高の試合になりそうです。

対するイングランドは、大会を通じて引きこもりサッカーだった。あのタレントの量で何してんだか。全てを表していたのは、ルーニーが退場して、クラウチの1トップに変えたら機能し始めたこと。要するに初期配置がアホなんです。

ルーニーの退場では、カードを出すタイミングは疑問でしたね。ただ、プレーの最後の踏みつけ行為は最悪。あれは追放ものでしょ。最近見た中では最悪の報復行為。

忘れてた、リカルド神。

(33)イタリア-ウクライナ

チーム力の差がそのまま出た。ただ、ウクライナの攻撃陣はのびのびやってた気がする。ベスト8で十分。イタリアにはユーロ2000の開催国狩りの再現を期待したい。あの時はトルド、今回はブッフォンが止めてくれるはず。

個人的にはインザーギに、ドイツのDFライン上にいてもらいたい。簡単に裏がとれるはず。

(32)アルゼンチン-ドイツ

2日も空くと、なんだかもう終わった感が出ちゃうんですよね。
メディア等では死闘と呼ばれるゲームになりましたが、確かに中盤は両チームともに鋭い寄せを見せて、激しい奪い合いといった印象。ただ、シュートシーンが少ない。組織によるハイレベルなせめぎ合いなんですが、一瞬でチャンスを作れるスーパーな選手がいなかった。まあ、クローゼはさすがでしたけど。なんだか今大会はユーロ2004に比べて、パフォーマンスが全体的に低調な気がする。

試合結果は残念。これでドイツ優勝の内定が出た感じ。正直開催国じゃなかったらベスト8までの戦力でしょ。イタリアにユーロ2000の再現を託すしかない。

しかし、GKの負傷があったとはいえ、リケルメに代えてカンビアッソ、そして最後のカードにクルスはないでしょ。オドンコールを出したクリンスマンとメッシを出せなかったペケルマンの差が出た。

(31)フランス-スペイン

来ました。いやあ、きっかけはリベリの斜めへの抜けとゴールでしたね。今までは、どこがジダンの後継者なんだよ、なんて思ってたんですが、このプレーの後はプレッシャーから開放されたのか、ノビノビとしたプレーでその片鱗を見せてくれました。

そしてリベリのプレーで、「時計の針が動き出した」「アーセナルの時のような華麗なプレーで」ヴィエラが同点弾を叩き込み、最後は千両役者ジダン。このBSのアナウンサーはたぶん、スキャンダル・ユヴェントスでのプレーは意識的にノーカウントにしたんでしょうね。

なんか、ようやく"気"の入った試合を見た気がします。
今大会(右ブロック限定)はなにやらジダン、ロナウド、フィーゴ、ベッカムといった銀河達のための大会になって来ましたね。(ラウルは負けたけど。)

(30)ブラジル-ガーナ

ガーナはあれだけ上手く回せるのに、なんでフィニッシュが超適当なんだろう。ドログバ、とまでは言わないまでももうちょっと冷静に仕事がこなせるFWがいればねえ。

ブラジルの方はやはりギアがローかセカンドのままだ。といってもゼ・ロベルトやカカは安定して好調だし、ロナウドも体が切れてきている。ロナウジーニョとアドリアーノなんだろうな、原因は。次の相手からは伝統国だし、サードギアぐらいまで入れないと、足元すくわれちゃうかも。効率的なブラジルなんてもう見たくない。

(29)スイス-ウクライナ

日本の視聴者にとってみれば、何でこの試合に限ってPKまでいくんだよ、って感じでしょうね。

両チームとも中2日だったんですが、それが上手く作用したのはウクライナだった。今大会はなんだかパスを繋ごうとする姿勢が見えてたんですが、このチームの特性を考えれば、ショートカウンターによるリアクションサッカーの方が間違いなく合っている。疲れが上手く作用したのか、きっちりブロックを作って速攻という形が出来ていた。対してスイスの方は、チーム全員が献身的に動き、運動量の多さと切り替えの速さで勝負するチームだから、疲れがそのままチーム力の半減につながった。

ウクライナがイタリアに勝つのは難しいでしょうが、ネスタもマテラッツィもいないんだから、上手くやれば点を取れるはず、つまり勝てる可能性もある。スイスは2年後がんばってください。

(28)イタリア-オーストラリア

マテラッツィのレッドも最後のPKもおかしな判定ではあります。が、やはり最後はグロッソの勝負する姿勢を褒めるべきでしょう。世論に押されて?不調のトッティを外してみたものの、結局はトッティのいた15分間の方が良かった。

オーストラリアは後半じわじわイタリアを追い詰めていく(勝つ要素を増やしていく)という感じだったんですが、一瞬でその計画は崩された。相手がイタリアだということを考えれば、もっと一気に潰しにいくべきだった。ヒディングのミスかも。

さて、改めて、ようこそアジアへ。

(27)ポルトガル-オランダ

イエロー16枚、レッド4枚の大荒れ試合。といっても審判はコントロール出来てなかったわけじゃないと思う。最初のカード基準の設定を忠実に守った結果、こうなった。それにしてもデコのレッドは余計で残念だった。フェアじゃないハイティンハはクソヤローです。これで、メキシコ戦で組んだフィーゴ-チアゴ-シモンでイングランドに挑むことになった。(クリスチアーノ・ロナウドのケガは大丈夫かな)・・・・あ、コスチ-ニャもいないのか。まあ、なんとかしてくれるでしょチアゴさんが。(そういえばミゲル頑張ってるね。)

対するオランダの方はようやくオランダらしいパス回しを見せてくれて、ポゼッションではポルトガルを圧倒していた。ただ、このチームはロッベンがストップすると何も起こせないチームだから、この試合はダメだった。カイトの先発は何とも不可解でしたけど、90分トータルで考えればそれなりのプレーでした。カイトはセンターフォワードというよりは流れるプレーが多くて、それが攻撃の最後の迫力を消していた。

デコとファン・ブロンクホルストが横に並んで座ってた。スポーツですね。

(26)イングランド-エクアドル

前半の終わりごろから観戦。まさにだらだらゲーム。そしてまたもやベッカムの一刺し。ジェラード、ランパード、ジョー・コール、ルーニーっていう人達はただの飾りなんでしょうか。まあいいや。この後の試合を見た後では特に印象なし。


(25)アルゼンチン-メキシコ

メキシコはボルヘッティが帰ってきてようやくシード国にふさわしい強さが戻った。試合全般を通してほぼ互角の戦い。いやむしろアルゼンチンはメキシコのキープ力に手を焼いていた感じで、後半はリケルメ-アイマールという強力ペアで対抗しようとしたが、支配するまでには至らなかった。

セルビア・モンテネグロ戦で、このアルゼンチンは無敵なんじゃないかと思ったが、そうではなかった。ホームのドイツが十分に倒せる可能性がある。といっても勝ちきるあたり、アルゼンチンは強い。

(24)ドイツ-スウェーデン

ドイツがスウェーデンを圧倒。ドイツの実力が本物だということがようやく分かった。かつてのザルDFも一人一人が頑張ることで大分改善されている。後は、スピードのあるFWに対応出来るかですね、そう次の試合です。なんというかクローゼですね、このチームの柱は。凄いFWになったものです。次のアルゼンチンをクリアすればいよいよ優勝を見据えることが出来るのでは。

対するスウェーデンはイブラヒモビッチとカルストロムがまるで使い物にならず、サンドバックになった。ちょっと頭にきました。もうちょっと戦ってほしかった。

正直な話、ドイツ人以外にはつまらない試合だった。
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by to-_go | 2006-06-25 15:25 | FOOTBALL
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