2011/1/7
2011年
ここでブログ回帰ってのもいいんじゃないか??なんてね
対立の種
デンマークの新聞に掲載された風刺画の影響は凄まじいものです。

その対立の構図は西欧メディアvsイスラームといった感じで、メディア(新聞社)は「表現の自由」を盾に掲載を決定し、イスラームの反発があっても終始同じ姿勢で通しています。

元々はアーティストが「預言者ムハンマドを描きたがらない傾向」に関する特集の一環で今回の風刺画が新聞に掲載されたようです。イスラームには預言者の顔を描いてはいけないという決まりがあるようで、メディア側はその点をつついて、「表現の自由」に反しているってことを主張しているのでしょう。

しかし、今回の問題の重要な点はそこではなくて、預言者ムハンマドがテロリストとして描かれたこと。「表現の自由」とは違う土俵の話の気がします。だって逆にとればイエス・キリストをテロリストとして描くってことでしょ。掲載の元の理由が「アーティストが預言者ムハンマドを描きたがらない」ことなのに、なんでテロリストにする必要があるんでしょうか。

このデンマークの新聞社の行動はかなり疑問。はっきり言って世界中のイスラーム世界の人達が反発して騒ぎ出すことを期待していたとしか思えません。将来的に20億人にも達するだろうイスラーム世界への恐怖なのか、やはり元々敵視したり蔑視しているところがあるのか、そういう背景を「テロリズム」を言い訳にして「表現の自由」という言葉でカモフラージュさせて攻撃した、そういう風にしか見えないです。そしてここぞとばかりに他の国の新聞社も同調していく、全く醜くて馬鹿げた話です。

しかしユーゴの紛争でもクローズアップされてましたが、メディアというものの暴力性は本当に恐ろしいですね。しかもその暴力性が情報技術の発展でさらに強大化している。小さな地方のメディアでさえ種をまくことで情報が一気に世界中に広がるんですよね。報復の大使館放火もまた情報がメールで人々に広がったことから行われたらしいです。
このような(宗教や文化の違いに関しての)危険性を日本のメディアから感じないのは、どこの文明にも属さないことからの地域的な特色なのか、単にレベル的に情報を扱いきれないだけなのか。
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by to-_go | 2006-02-05 18:41 | ALL-ROUND
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