2011/1/7
2011年
ここでブログ回帰ってのもいいんじゃないか??なんてね
マリッチから読む
マリッチの来年の去就については色々と言われているので、暇つぶしに少し検証。

で、まずは彼のよく言われている特徴を簡単にまとめてみます。

①加入以来13試合8ゴールとコンスタントに結果を残す。ブンデス96試合出場32ゴールの実績は伊達ではなかった。
しかし、決勝ゴールというよりは、チームが3点とった中で1点決めてることが多い、というような印象を受ける。つまり、比較的決定的でないゴールが多い。

②固めうちの傾向がある。

③コンスタントに結果を残す一方で、「ボールをキープできない」、「攻撃の流れになかなか参加出来ない」など、「ポストプレーヤーではない」ことが分かった。

④守りに関しては、素晴らしいチェイシングを行わないまでも、いくらかは守ってくれる。

俗に「89分何もせず1分だけ仕事をする」とはよく聞く言葉ですが、自分としては「358分何もせず2分だけ仕事をする」くらいの率かなと、いう印象です。
こういうタイプは評価が難しいんですよね。

このタイプを生かすにはチームが「ポゼッション・サッカー」を十分に実現している必要があります。
はっきりいって出来る仕事は"フィニッシュ"のみ。他のメンバーでゲームを作り、攻めを構築し、最後にこぼれたところをマリッチ!という形しかない。

ここで、疑問が湧きます。去年のブッフのサッカーは従来のカウンターサッカーから、ハイプレス&ショートカウンターのチームへと進化させたことで成功した。
で、エメルソン、田中達也が抜けてポンテが入ったことで、必然的に速攻が出来なくなってポゼッションの形をとらざるを得なくなったというのが客観的に見た今期後半のレッズ。

でも、マリッチを希望したのはブッフ本人なんですよね。マリッチの特徴を理解した上での獲得だったと記憶しています。それならば、ブッフにとっては去年のハイプレス&ショートカウンターのサッカーは理想の姿ではなく、もともとポゼッション・サッカーを志向していたということなんでしょうか?

それを解くのは田中達也。やはりブッフにとって彼の怪我は構想が全て崩れるほどの大打撃だったんでしょう。
怪我直前の田中達也はまさにチームの大黒柱。彼のチェイスから全てが始まり、チームは連動してプレスをかけていくことが出来る。

そして最終戦、その田中達也不在で見せた激しいプレッシング。
昨シーズンから続く山田のトップ下起用のオプション。セルヒオのサイド起用。
・・・こういった現象一つ一つを見ると、去年の名残や余韻、そしてさらなる進化の方向性が見て取れます。

おそらく推測するに、ブッフの理想はハイプレス&ショートカウンターポゼッションの両立と使い分け。
これを実現している世界で唯1チーム、ライカールト・バルセロナの浦和での再現

ハイプレス&ショートカウンターだけのチームにとってポゼッションを新たに埋め込むのは容易ではありません。それを実現するための布石としてのマリッチ獲得。ポゼッションせざるを得ない状況を作る。しかも、田中達也の怪我でそれはさらに助長されました。

年齢的に考えてマリッチが長期残ることは考えづらい。実績は劣るものの、より若くて、外国人枠も減らせ、比較的同タイプの高松の獲得。全ては長期的ビジョンの上でのブッフバルト・サッカー実現のプロセスなのでしょうか。
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by to-_go | 2005-12-09 00:30 | FOOTBALL
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