昨日の
ドイツ映画祭にもエントリーされていた作品"名もなきアフリカの地で"です。
2003のアカデミー賞で
最優秀外国語映画賞をとったのは伊達じゃないなと。最近見た映画の中じゃ
一番良かったですね。ストーリーの
スケールの大きさゆえに、取り扱うテーマが非常に多くなってしまってるんですが、2時間20分の間に上手くまとまってたなという印象です。
具体的には、基本はナチの迫害から逃れたユダヤ人の話って枠組みなんですが、アフリカという別の環境への同化とか、そこでの家族の成長とか、アフリカの一面とかその大自然の映像とか、他人との
「違い」の素晴らしさとか・・・盛りだくさんでしたね。
個人的には儀式のシーン、イナゴの大群がやって来るシーンが特に印象的で、他ではめったに見られない貴重なものを見れたって気がしました。