2011/1/7
2011年
ここでブログ回帰ってのもいいんじゃないか??なんてね
文化としてのサッカー(3)
巷では最近、代表戦への興味が薄れてきている人が多いようです。自分もその一人ですね。これはどうしてなのか?ってことを今回考えてみます。

最初に浮かぶ理由は単に「知識と視野の拡大」によるもの。野茂が大リーグに行って以来徐々にプロ野球人気の衰退が進んでいったのと同じ理由で、中田がイタリアに行って以来、外(海外)からの情報が急速に入ってきたので、つまり、代表戦に対する興味のウェイトが低くなったということです。

ただ、野球の場合とサッカーの場合は事情が少し違います。プロ野球と大リーグの間にあるレベルや伝統の差それほど大きくはないのに対して、サッカーの場合はその差がかなりあるってことです。
この意味で、代表戦への興味の薄れがプロ野球のそれとはちょっと違う別の理由にもよるのでは、と思うんです。

こんな考えはどうでしょうか。
もともとの日本のサッカー(野球でも)では、言い方が正しいかは分からないんですが、どこか中央集権的なスタイル(つまり代表や巨人)への依存や固執があったと思うんですが、それに対して、地域分散的なスタイル(例えばダービーとか、地域間対抗の精神)への憧れの方が最近上回ってきたんじゃないかと。
この憧れは、海外のサッカーを見ればたぶん誰もが感じることだと思います。

実際、Jリーグの観客動員数は上昇してますし、それを支えているのは新潟とか浦和とか東京(FCの方)とか鹿島とか大分とか、地方密着型のクラブです。
まとめれば、最初の理由とは違う形で興味のウェイトが代表<<地元のクラブへと大きくシフトしてきてるんじゃないかと、言えるんじゃないでしょうか。

これは実は野球でも言えることで、北海道とか仙台とか福岡とか広島とか千葉とか、地域密着色が強まってきましたよね。
サッカーに比べて時間がかかっているのは、やはりプロ野球には伝統という名の抵抗力の存在があるからでしょう。プロサッカーは歴史も浅いですし、外からの影響を強く早く受けてしまうんです。

でもまあ、日本にはもともと地域間での対立が激しい国ではないので、スペインのような構図にまでは至らないんじゃないかとは思います。

そういえば村上龍の小説では、日本経済が崩壊した後も、福岡の経済は生き残ってるんですよ。
これも何か今回考えたことと関係があるような気がします。
おそらく・・・これからの日本は中央主導→地方主導っていう流れに進んでいくんではないかってそう思うんですよね。
ヨーロッパの国とかだったら普通は政治→スポーツって形でこの流れは出来ていくと思うんですが、もし日本が逆にスポーツ→政治って形でこの流れに進んでいったら・・・なんか興味深いっていうかおもしろいっていうか、まあ怖さもあるんですがね。

さらにもう一歩深く考えれば、この中央→地方っていうスポーツ界の流れが、単に一過性のもの、言い換えればブーム(トレンド)に過ぎないかもしれないってことです。
正直、さっきまでの話の否定にもなってしまうんですがね。
だって日本人って冷めやすいだもん。
[PR]
by to-_go | 2005-06-10 17:36 | FOOTBALL
<< 過去ログ ドイツ映画祭2005! >>
Top