さすがに賞をもらうだけあってかなり雰囲気のある作品でした。特に、
外国の人にとっては結構な衝撃を受けるものかもしれませんね。実際にあった事件をモチーフにした話とはいえ、かなり現実離れしたストーリーではありましたが、作品全体に流れている空気?やディテール?は現代の日本にかなり通じてるモノがあると感じました。同じアパートに住んでいても「誰も知らない」(気付かない)ものがあるとか、そういう冷たさって日本人独特?ですよね。作品中何度も出てくる
カップラーメンとかコンビニとかはまさに日本の象徴ですし、そこに「日本」を感じる外国人も多いんじゃないかな。
しかし、商店街や交差点の人が流れていくところとかを見ると、改めて日本は
アジアなんだなって感じました。登場する4兄弟はストリートチルドレンな生活だったし、「ここ日本だよね?」って思えてきて。これは
日本のアジア性を
再認識できる作品ですね。