2011/1/7
2011年
ここでブログ回帰ってのもいいんじゃないか??なんてね
文化としてのサッカー(1)
先週金曜のEL GOLAZOから始まった企画「フローラン・ダバディのFootball Modern!」はなかなか興味深い内容ですよ。切り口としては、“文化的側面から見たサッカー”といった感じです。

日本のサッカー事情としては、欧州サッカーの人気に加えて、最近のJリーグ人気も見ればサッカーのエンターテイメント的側面は認知されていることが分かりますし、ガウチやアブラモビッチといった固有名詞と共にその経済的な側面も浸透してきているように思えます。ただ、日本人の性質上というか認知されづらいのが、文化としてのサッカーだと思うんです。もちろん、Jリーグ30チームのそれぞれの地域ごとには、独自の文化はかなり出来ていますし、各チームを応援する人達の意識のレベルに関してはヨーロッパや南米の人達ともそんなに遜色はないはずです。

ただ、そういった地域レベルで育まれた文化のさらなる発展を妨げているのがメディア(特にテレビ)をはじめとする取り巻きの環境の悪さでしょう。浦和というサッカー文化圏で育った自分にとっては、テレビでのサッカー(スポーツ)の酷い扱われ方を見ると本当に嫌気が差しますし、悲観的になってしまいます。

基本的に彼らが見ているのは何に関してもヴィジュアルの部分だけなんですよね。レッズを例にとれば、熱狂的な応援風景、トゥーリオの吼える姿、エメルソンのゴール・・・こういうヴィジュアルだけを撮れればいいと思ってるんですよ。スタジアムの南北の応援の意識の違いとか、チケットの転売問題や並び問題などといった内生的な話題を少しでも扱ってくれたことがありますかね?

この前のTBSの浦和-川崎戦を見ましたか?主音声に水沼さんと加藤浩次を置いたんですよ。別に個人個人は嫌いじゃありませんが、あまりにも無知過ぎますよね。サッカーの技術的な知識はあると思いますが、それ以外はゼロです。「応援凄いですからねー。」「ジュニーニョ速いですよー。」とか言われてもただ不愉快なだけです。Jリーグ放送なんて視聴率たかだか5%もいかないコンテンツでしょうし、しっかり放送を見るほとんどの人はサッカーが好きな人達でしょうから、そういう人達にとってはよっぽどの解説者でも物足りないと感じるはずです。今回の実況・解説はただの雑音に感じたんじゃないでしょうか、自分はそうでした。
Jリーグに関しては各チームの地元の放送局による放送を見ると、はるかにサッカーが楽しめます。内容は偏ってて、技術的な知識や知名度は少し欠けているかもしれませんが、そこの文化を肌で知っている人達が伝えるんですから、信頼感が全く違いますし、知らない情報も結構入ってておもしろいんですよね。

日本人が求めているからテレビはこういう表面的な放送をしているんでしょうか?いや、そういう現状をテレビが作り出してしまったんですよ。間違いなく多くの一般人(ここでいう一般人とは、サッカーにほとんど触れたことのない人達)は洗脳されましたよね。サッカーファンを名乗る人は増えましたが、単なるヴィジュアルのファンが増えただけであって本当のサッカーファンはむしろ減ってるんじゃないでしょうか。日本代表の応援の迫力がなくなったのもこれが原因でしょうね。
テレビがスポーツを非常に低俗なものとして扱うことによって、一般人に日本のスポーツは「低俗なものだ」と認識させてしまったんです。ヨーロッパサッカーやメジャーリーグに何となく憧れてしまうのは、ただ単に競技レベルの差だけが原因なんでしょうか?どことなく高級感溢れる実況や解説、スポーツ番組、スタジアムの雰囲気に対して憧れてるんじゃないんですか?なんで高級感を感じるのかというと、ただ相対的にそう感じるだけであって、よく見てみれば別にすごい内容を話しているわけではないと分かるはずです。

正直、日本のメディアについて考えるとキリがありません。(一部のドキュメントでは、非常にいい放送もあることを付け加えときますが。)

今回のライブドアをきっかけにでもして、ちょっと何かが変わってくれればいいなあと思います。
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by to-_go | 2005-03-22 11:28 | FOOTBALL
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